SUGO 2DAYS エンデューロ

第一部 北への珍道中

初の遠征!

ワタシは前回クロスオーバーライドがとても楽しかったので今回のSUGO 2DAYS EDも大いに興味をそそられて参戦することにした。今回は大勢で遠征と言うことでそれも楽しみだ。今回、SUGOへは空路で塾長、尊師、ZIMてふ、大山さんが行くことになり、陸路組はNR王子、助P、EAさん、かわーちさん、ワタシの合計10名で参戦が決定し、SUGO合宿と称して前後タイヤ交換を10分以内で行う練習(早い人は5分台!)やモトクロスやフラットターンの練習を中心に行って来たる大会に備えていた。

SUGO 2DAYS エンデューロとは・・・?

世界エンデューロ選手権やISDEスタイルの全日本的なイベントで、SUGO敷地内の1周15〜22kmのコースを規定周回し、1周毎のスペシャルテスト3ヶ所のタイム及び個々のペナルティタイムの合計タイムで順位を決定する。ライダーは指定された時間を守らなければならず、早着遅着ともにペナルティタイムが科せられてペナルティタイムの積算が1時間をオーバーするとリタイヤ扱いとなる。決められた時間にチェックポイントに来ていなければいけないのだ。マシン整備もライダー自身が行いライディングテクニック、時間管理、整備能力が要求される。よーいドンが多い国内のEDにおいては新しいタイプのレース形式、といっていいだろう。


4月8日(木)

いざ出発

午後から仕事を休み、近所のオフロードショップ、ワイルド・ボアにスペアのチューブを買いに行く。
店内で偶然「げんさん」と出会った。げんさんはグリーンバレー
EDに出るらしい。お互いの健闘を誓って集合場所へ。到着すると助Pたちがトラックにバイクを積み込んでいるところだった。塾長のコースターと尊師の知人より3トントラックをお借りして陸路組は午後6時半に宮城に向けて出発した。ワタシは塾長より会計係に任命されたので大金の管理が心配だ。

目が点・・・。

途中、めかりパーキングで晩御飯を食べ助Pの助手席で世間話に花を咲かせて午後11時頃広島県福山SAに到着。
大山さんのKTMを積み込んで、今度はワタシがトラックを運転。隣にはぷく僧が乗ってきて、時に腹黒く時にシモネタギャグが延エンと飛び交う車内であった(笑)順調に大阪市内を走っていたら高速と並行する国道を爆走するトラックにぶち抜かれて目が点になってしまった。日付が変わり眠気でワタシとぷく僧の会話はまったくかみ合わず、お互いの思考回路が停止しそうになった午前3時、京都の大津SAに到着。運転をかわーちさんに交代してもらいお茶など飲んでコースターでしばしの睡眠・・・。

目を覚ますと夜が明けて左手に日本海♪そう場所は北陸道、富山県内を爆走中であった。遠くに見える雪山を写真に取ったりして、すっかり修学旅行気分♪大人の遠足ですな(^_^)お昼前に新潟から磐越道に入り再びトラックのハンドルを握る。交通量は極少だ。隣には「寝ずの番人」の異名をとるNR王子が助手席へ。NR王子は去年もSUGOに遠征しており「SUGOは遠いけど実際行ってみると意外といけるもんよ。」と言う。しかしその彼は会津磐梯山が見えてきた頃にはすっかり夢の中へ・・・(笑)磐越道の標高の高い所では路肩にまだ雪が残っていた!SAで休憩していたら観光バスのおじさんから東北なまりで話しかけられココはまさに東北だと実感した。
途中工事渋滞があったが特にトラブルも無く郡山JCTから東北自動車道に乗り継ぎ、午後2時半に宮城県村田IC下車。九州からちょうど1500km、20時間かかった。距離感が麻痺したのか着いてみれば王子の言うとおり、遠いけどいけないことは無いかなといった感じだった。会場へ行きバイクを下ろしてから晩御飯食べにファミレスを探す。しかしなかなか見つからない。九州ではあちこちにあるジョイフルやロイヤルホストが全く見当たらないのだ。
ナビで隣町にガストを見つけて晩御飯にありつく。ハンバーグセットがとても美味かった。
長旅であまりちゃんとしたものを食べてなかったからか、油物の食事がとても美味しく感じた。
その後買出しを済ませた我々は次に
SUGO敷地内の温泉へ。陽が落ちてけっこう冷え込んできていた。会場の敷地はとても広く、ロードサーキットもありオートポリスをでかくしたリゾートパークと言った感じ。風呂から上がった時、塾長から助Pの携帯に電話がかかった。ちょうど飛行機組が仙台空港に着いたらしい。あと40分で行くからそこで待っていろと言う。しかし早く身の回りのことや寝床を確保したかったからしらばっくれて(笑)早々にコースターの車内で寝た。毛布持参していたのでぬくぬくだった。明日はいよいよ本番だ・・・。つづく        

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