03‘クロスオーバーライド2DAYS参戦記 

第一部〜                          タイヤチェンジャーマン記

今年の目標はWONETシリーズ全戦参戦が目標だったので、美和に続いての遠征しかも兵庫県まで行きます。美和ではガスガスEC250を焼きつかせてしまい、かなり練習したのに結果も出せずすっかり凹んでしまい美和が終了してからは気が抜けてしまって総本山に足を運ぶことも無くほとんど練習していませんでした。でも、もうリタイヤはごめんだと思いRMXの整備をしたり高木尊師からCORに関する情報を収集したりしていました。

兵庫までの移動は遠方なので、当初塾長のコースターに便乗させてもらう予定でしたが、熊森さんが一緒に行くパートナー(運転交代要員?)がいないということだったのでZIMてふのトランポ、ハイエーススーパーロングを借してもらい一緒に行くことにしました。

今回一緒に逝くメンバーは海外ラリー等経験豊富なKTC@熊森さん(皆勤賞くれ)と最近EDに精力的に参戦、成長著しいダートバイクZIMの高校生ライダー、泰佑くん(17歳だ!うらやましい・・・。)とよしお君(ビーグル犬。ZIMのマスコット的存在)と私の約4名(?)での遠征となった。マシンは泰ちゃんがKTM125SX、熊森!さんがKTM200SX、私はガスガスEC250が美和で壊れてしまい修理が間に合わず、投げバイクのRMX−Rで参戦することになった。

11月21日(金)

お昼にご近所の熊森さんを迎えに行ってから北九州のダートバイクZIMへと向かう。

ハイエースに積み込みを終えて夕方泰ちゃんが学校から帰ってくるのを待ってから午後6時、兵庫へ出発。

途中、山口県の下松SAで晩御飯にした。熊森さんは大食漢で皿うどんの他に焼き飯も食べていた。ほっとコーヒーを買って外に出るとしぶちょ〜がいつもの笑顔で現れた。

ここまでツインズ兄に送ってもらい、疾風怒涛号に迎えに来てもらう予定らしい。

塾長達は我々より約1時間ほど後に福岡を出発したそうだ。しぶちょ〜とツインズ兄に別れを告げ先に出発、ずっと熊森さんが一人で運転してくれたおかげで快適快適、よしおと後部座席で寝てました(笑)途中食べ物にアタッタのか泰ちゃんが腹痛起こして手持ちの正露丸分けてあげたり、高速おりてから道に迷ったりして8時間かけて午前2時に会場の柴田ファームに到着。とりあえず寒い。しばし仮眠をとることに・・・。

 

11月22日(土)

CORの朝は早く、8時から受付車検ライダーズミーティングと行なわれ、車検を受けた後マシンはパルクフェルメ(車両保管され一定期間しかマシンに触れない)されます。

車検ではフロントホイールのスポークが緩いとの指摘を受け、増し締めして車検クリアー。

最終準備が忙しいのかスタッフの方たちは朝早くからあわただしく動いていました。

このEDを簡単に説明するとオンタイム制のEDで1周約16kmの間にSS区間(タイム測区間)とリエゾン区間(移動区間)とに分かれており、各SS区間のタイムと2日目のファイナルクロスの積算合計タイムで順位が決まる。SS区間はハイスピードなルートとシングルトレールの森の中などを走り、リエゾンはヤチありワダチありヒルクライムあり沢ありガレ場ありと難所がテンコ盛りのようです。

1周ごとにMAXタイムが設定されており、MAXタイムを超過すると1分刻みでペナルティタイムが加算されてその合計タイムが1時間を越えるとリタイヤ扱いとなる。

ライダーはタイムコントロールが必要で初日の設定タイムは

Aクラス 6周 持ち時間が55分

Bクラス 5周 持ち時間が1時間5分

C及びレディスクラス 5周 持ち時間が60分でした。

その持ち時間内に最長10分のピット作業時間が与えられました。

コースはクラスごとにルートを分け、リエゾンの難易度に差をつけているので皆が楽しめる設定になっていました。しかし今年はけっこう厳しい設定らしい。九州男塾向け?

A,Bがほぼ同じ設定(一部ヒルクライム除く)C,Lクラスは易しい設定になっておりました。

 

 

さて、レースのほうですがスタート時ゼッケン順にスタート台に4台ずつのぼり、JAJAガールに名前をアナウンスされてのスタートでなんだか一流ライダーになった気分♪

スタートしてしばらくはリエゾンです。心にくい演出に気をよくして爽やかに走っていたらプチヤチからのちょっとした登りで数名捕まっています、しかし新品タイヤ(VE33)のおかげか特にひっかかることなく直登、順調に周回します。空気圧はSS区間を考慮してフロント0.8kpa、リヤ0.6kpaです。自分のペースを探りながらとりあえず1周終えて時計を見るとMAXタイムの65分まで20分くらい余裕があるのでピットに戻りガソリン補給したり写真撮ったりしていると泰ちゃんも戻ってきました。

 

 

その後2周目に入り走っていると難所で泰ちゃんとまた再会。

そこは谷地の湿地帯をクリアーして高さ4〜5m位の斜面を登らなければならないといういやらしい設定です。

斜面にはアリのようにライダーがわらわらとたかっていて、ロープなどで登れないライダーを引っ張りあげたり「助け合い運動」の真っ最中です。

ワダチも徐々に成長してきていました。1周目はゼッケンが若いせいか、荒れていなくてタダだったのですが今回はそうはいかないようです。しっかりラインの見極めをします。

左のラインを選べば坂は緩いが、地面はズプズプでかなり柔らかそうです。左は坂の距離はあり、水がたまっているが比較的地面が硬そう。泰ちゃんに「どこがいけそう?」と聞くと「右側かな?」と言うのでアタックしてみたらスルスルとクリアーできた。サンキュー泰ちゃん、ナイス目利き。他には沢登りなどありましたが、2周目からはラインが出来上がってきて「総本山の男沢」に比べたら全然大丈夫でした。

SS2前のヒルクライムテスト(下から約50m位だが途中で角度が変わり、最後は絶壁。登坂成功したらトータルタイムから2分減算のボーナスタイムをもらえる)ではスピードが全然足らず何度も失敗して、最後はマシンを引きずりあげてクリアー。

 

 

その後は時間的に余裕あるし泰ちゃんと2人で周回していました。一日目の規定周回数、5周をクリアーしてタイムカードをスタッフに提出するとまだ午後2時半だった。

トランポに戻りコーヒーを飲んでいたらコース上にはまだ周回数クリアーしていないライダーが多数、走り回っていました。もし私がAクラスで出場していたらいっぱいいっぱいでヒイヒイいって走っていただろうな・・・。とくにあの岩盤のヒルクライムは・・・。今回Bクラスでよかったかも(^^;)

夕方、塾長のコースターで九州、静岡勢の大勢で温泉に行き、夜になって体育館ほどの大きさの建物でウェルカムパーティーが行なわれました。

JAJAガールの軽快な司会に乗って、カッコいいCORのプロモーションビデオを見て、振舞われた焼肉と汁物、ビールに舌鼓を打ち、和みます。

 

一日楽しいコースを走り回って夜は宴会、最高です!

 

抽選会では九州男塾のメンバーはほぼ全員が賞品もらい皆大満足なのでした。

私は大分のカオルさんが生産したお米を貰ったのですが、レアルエキップのイトーちゃんが当たったサンスター製RMXのスプロケ欲しさに交換してもらいました。

いつものレース前夜とは違い異例の22時半には就寝。翌朝も早いのです・・・zzz。

 
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