四国ツーリング

工場長(XR250)  F(ランツァ)  S(XR600R)  バク転(CRM-AR) モン(XR250R)

たいちぇん(XR600R) スポット参加 ぶん(DR-Z400S)  敬称略

 

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昼から休暇をとり四国の準備を済ませる。XR600にサイドバックとテールバックを取り付けた。集合場所の筑紫野市のコンビニに行くとすでにバク転くんとF森さんが到着していた。21:00を過ぎてほかのメンバーも集まりモンさんと合流場所の夜明ダムのドライブインに22:10に合流。

一路別府港をめざす。幸い雨にはあまり降られず順調な旅の始まりだ。月も出ていた。

フェリーに乗船した我々はビールを片手に過去に四国で仲間内が怪我した話しで盛り上がっていた。その頃九州では大雨が降っているとも知らずに・・・。

 

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AM4:00フェリーは三崎港に着岸。ここから陸路で走り出すがものすごい霧のため視界が10m先くらいしか見えずペースをあげれなかった。国道を経由して八幡浜市、大洲市、内子町、小田町、久万町から愛媛の端っこの柳谷村のヒメシャラ公園で朝食、ここでS田さんが持参したクラッカー早食い大会がなぜか始まりウィナーのF森さんにハートマークのトランクスが進呈された。食事中に工場長さんの携帯に福岡市の防災情報がメールで送られてきて福岡市と水俣市で大雨による災害が起きていることを知った。仕事柄、タイミングの悪い時にツーリングに来てしまったと、みんなで話したけど災害の起きる前の出発だったから仕方が無い。

 

朝食をすませた我々は一路高知市内のオフロード専門店、M-FACTORYを目指す。

以前600のアクセルワイヤーが剣山で切れたときにたまたまその店がワイヤーを在庫していてツーリングを続けることが出来たのでまた寄りたいなと思ったが、閉店していた・・・。ここでとうとう雨が本降りになってきてカッパを着ての走行。暑い!(@_@)蒸れる!

土佐山田町のホームセンターで買い忘れたマグカップ等を購入して宿泊地の高知県物部村の別府峡温泉を目指す。物部村に入ったあたりから早朝からの連続走行で途中眠くなってフラフラしてきたので先頭を退き、ペースを落とすと他のみんなはかっとんでいった。モンさんだけが後ろからゆっくりついてきてくれた。13:00別府峡温泉到着。

雨は降り続くし、テント泊は辛そうだったので一棟3000円のバンガローに決定、他に誰もいないので炊事場に洗濯ロープを張って衣類を乾かしながら、福岡から香川県に引っ越したぶんさんを待っていた。バンガローが国道から目立たない場所にあるため、国道までバイクで出てウロウロしているとちょうどぶんさんがトランポで到着。ナイスタイミングだった。みんなで温泉に浸かり(最高!)宴へ突入だ。今回ぶんさんにはキャンプ場での食事の買出しをお願いしていたので早速食材やらキャンプ道具をおろして宴会の準備にとりかかる。

ぶんさんは流石ベテランキャンパーだけあって手際のよさにただただ感心して見ていた。天気も回復してきて日が射してきたし、明日は楽しい林道日和になりそうだ。みんなガンガン飲むのでぶんさんが準備していたビール2ケースがなくなりそうな勢いで飲んだのにはビックリだった。

午後2時から始めた宴会は21:00に終了して就寝した。

 

7月20日

夕べはかなり飲んだようだったが早く寝たので比較的早く目が覚めた。

起きると既に工場長さんがご飯を炊いていてくれていた。ありがたい。持ち寄りの朝食を済ませて、8:00にキャンプ場を出発。

モンさんのXR、若干オイルを喰っている様で補充していた。それを見てワタシもオイル量を点検した。

 

 

さあ、いざ出発ってことで徳島県木頭村のスーパー林道起点前で「使用前」の記念撮影してここから20km先の「山の家」まで30秒置きに一台ずつスタートする「キャノンボール」だ。

先頭はS田さん、二番手にモンさん、三番手にバク転くん、その次に私、F森さん、工場長さん、ぶんさんの順番でスタート。先行した三人を追う。久々の林道でペースのあがらないバク転くんを林道手前の舗装路でパス、続いてモンさんを先行していた四駆と共に追い抜く。あとはS田さんだけだ。S田さんとワタシの間には約1分の差がある。少しでもタイムを詰めようと600のパワーにモノ言わせてアクセル全開、やや石が多いスーパー林道の登りを走り高度が上がっていく。タイヤはFにIRCのVE35F、RにピレリMT21をチョイス、前後新品なので気持ちよくアクセルを開けれて楽しい。しかしなぜかワタシだけハンディキャップでFタイヤの空気圧1.5kpa、Rタイヤ2kpaに設定されていたので時々悲しく「スッコーン」と滑ったりもしていた。

途中登山客を降ろしている最中のマイクロバスにびっくりしながら山の家に到着。

S田さんは既に到着していた。時計を見ながら話していると各々30秒〜1分おきにみんな到着。

結局「山の家キング」は皆より1分早いタイムを出したワタシがゲットした。

この区間だけタイムアタック区間で一番時計を出したものが山の家キングとなるのだ(身内限定)。

タイムアタックの話で盛り上がりつつ、次の休憩ポイント、40km先のファガスの森まで自由に走ろうということになった。今日は天気も最高、なだらかな草原の剣山を左手にみながら気持ちよく走る。途中バク転くんが並びかけてきたので道を譲ろうとしたら前に出ないので「遊ぶか。」と思いそこそこのペースでS田さん、モンさんの4人で走っていたがしばらく走って後続が来ないのに気づきしばらく留まって待っていたが一向に来る気配が無いので引き返してみた。するとぶんさんのDRが林道の溝に立てかけられていてご本人はいない。F森さんが溝からDRを一生懸命出そうとしていた。F森さんの話によると、ぶんさんは最後尾から2番目を走行中に登りの左カーブでFタイヤが石に乗り上げ、バランスを崩して溝の横の壁に激突、あえなく人者別体となったぶんさんは肩を山の斜面に打ちつけた。腕があがらない様子でとても走れる感じじゃなかったので、たまたま通りかかった車に乗せてもらい工場長さんが付き添ってスーパー林道を下山、最寄の病院に向かっているという。転倒した場所は戻るにも先に進むにも一番遠い場所のようだ。話し合いの結果、S田さんとワタシで25km先のファガスの森まで先行、2人乗りでぶんさんのバイクを回収に行くことにした。ファガスの森に到着して「どっぴゃく」に2人乗りはタンデムステップがなくタンデムのS田さんが苦しそうだったので途中すれ違ったF森さんのランツァを拝借、ぶんさんDRを回収して林道を折り返しカットんでファガスに到着。それにしてもランツァはけっこう速かった!若干立ちが強いけどパワーあるし振動少ないし乗りやすかった〜。日曜日とあってか数多くのオフロードライダーにも遭遇した。

すれ違う車種は何故かWR250Fが多かった。マニアックなところでXR650Rもいた。

 

ファガスで昼食後、残りの5人でスーパー林道を往復することにした。途中ランツァがガス欠したりしたが無事に折り返し燃料補給、復路ではデジカメに動画を撮りながら走ったり、バク転くんやS田さんとバトルしながらスタート地点の木頭村に17:00頃着いた。

無事に往復したからみんなと握手を交わし別府峡キャンプ場に戻るとそこには痛々しい姿のぶんさんが!三角巾を吊るして怪我人のイデタチだった。それをからかうS田さん・・・

宴会ではやはりぶんさんの後ろを走っていた工場長さんに「やっぱり煽ったっちゃないとー?」と疑惑が持ち上がったが工場長さんはかたくなに否定するのでした・・・。

夜になって雨が降り出し、10:00に就寝。

 

 

7月21日

激しい雨音で目が覚めた。まだ3:30だ。軒下においていたブーツが濡れるのを心配して起きるとF森さんも起きてきた。濡れそうになってたワタシとバク転くんのブーツをしまって再び就寝したがこの時、間違えてF森さんのシュラフで寝てしまいF森さんに怒られた(笑)顔は笑っていたが目は笑っていなかった(^O^)あまりにも寝心地よかったもので・・・。その後再び目を覚ますとすっかり夜は明けていて雨がじゃんじゃん降っている。

横を流れる小川の水もにごっている。朝食を済ませて重い腰を上げ10:00出発。

夜半から降り続いた雨も高知市内に入ったころには止んでいた。南海部品高知店に立ち寄って、涼んでいたらバク転くんがステッカーを買っていた。興味があったので見てみると星のステッカー・・・ナニに使うのか聞いてみたら林道で前走車撃墜王(仲間内限定)の工場長さんに張ってもらうためという。オイオイ、ホントに貼ってくれるの??今夜のキャンプ地を地図で確認しながら暑~い高知市を脱出。伊野町の道の駅で昼ご飯にした。ここで食べたざるそばと山菜寿司は美味かった〜〜。

 

 

ナンダカンダでキャンプ地は吾北村の仁淀川沿いの河原に決定。明日の林道へのアクセスもよいし、国道沿いなのでGS、コンビニもあるし水の調達以外は人気が無くて雰囲気もよい。

実は昼過ぎに到着したので予定としてはテント設営後に林道走る予定だったが雨と蒸し暑さでダレてしまい、テントを建てたら皆身軽な格好になり川に飛び込んだ。

雨降り後で川の水は冷たく、物干し竿代わりになる竹をS田さんとモンさんとバク転くんと取りに対岸のヤブまで取りに出かけると膝より上の水深だと流れが速いので流されそうになった。

 

 風呂も米研ぎも川の中、うーんワイルド♪

日も暮れ、晩御飯にする。そして昼間バク転くんが購入した星印ステッカーを工場長さんのヘルメットに貼ることに・・・!これはなにかというと前走車を追従してそのプレッシャーに負けて前走車が転倒した際に対して後ろのライダーに星印が送られるというシステムで、星の種類は2種類あって相手が怪我をした場合、。無傷の場合、。などとその場でしょうもないレギュレーションを作り工場長さんのヘルメットには金銀合わせて5枚もの星印が!思い出したように昔S田さんがワタシにコカされたと言い出して私も銀二枚貼る羽目になった。

 

7月22日

昨日から天候は回復してなんとかカッパを着らずにすみそうだ。本日は高知県の大森川貯水池周辺を走ります。この付近は林道密集地帯で路面のバリエーションも多彩かつ走り応えのあるエリアなので今回時間をかけて走破しようと決めていた。

国道439号から県道を上がっていくと次第に道幅は狭くなり、舗装路に砂利や砂が目立ち始めてそろそろ、だなと思っていたらやっぱりダートが始まった。舗装からダートへ移る、その瞬間がワクワクして好きだ。

 

 

とりあえず分岐はすべて左に行くことにしてどんどん走る。路面は森林管理局がたまに手入れをしているようで車も走行でき、とても走りやすい。が、調子に乗って飛ばしていたら下りの右コーナーでリヤが浮き砂利に滑り、テールが流れすぎてカウンターあててこらえてみたがあえなくスリップダウン。ミラーが割れる瞬間を見た。バイクを起こして走り出すとマフラーが落ちそうになり慌てて停止。

よくよく点検してみると、マフラーの取り付け穴がバカになっており番線でマフラーを吊った。他にオイルフィルターのカバーが一部欠けていたのでバク転君から鉄パテを借りて応急処置。うーん、今年もこけてしまいました・・・。

ダム湖畔横のフラットダート、四駆が作ったワダチだらけのルート、森の中のツヅラ折れ、支線のプチガレ場、山肌に引っかき傷のように作られたダートなどとても一日で走りきれないほど豊富だ。伊留谷林道を抜けて小さな売店の前で休憩後、ほぼ貯水池周辺を一周して帰り道で濃霧が発生、道を見失いそうになりながら走ってきた記憶と我々がつけたタイヤ痕を頼りに下山。ダート走行距離も120km近く走り楽しかったー!!キャンプ地に戻り最後の晩餐だ。今年はほとんど自炊しているのであまり費用がかかっていない。

モンさんが焚き木を拾ってきて、河原の石を周囲に囲んで焚き火を見ながらいろいろ話した。

仕事のことやプライベートな事などetc・・・ヒグラシの大合唱を聞きながら眠りについた。

 

7月23日

早いものでもう帰福の日だ。AM3:00に起床。荷造りしているとモンさんも起きてきた。

八幡浜港を10:00出航の船に間に合わすためにメチャ早起きです。

真っ暗な国道をひた走り、8:30に港に到着。去年も立ち寄った定食屋さんで朝ごはん&ビール。

船はほぼ定刻に出航。S田さん、モンさん、バク転君とツーリングを振り返りながらまた船内でビールを飲んだ。船は13:00に別府に到着。モンさんオススメの湯布院のうどん屋さんで(久山ではない)昼食後流れ解散となりました。ワタシは暑さにだれていたので高速で移動、18:30頃帰宅しました。

参加のみなさん今年もお疲れ様でした。