お盆休みの出来事 タイヤチェンジャーマン記

 

8月13日 林職in御所オートランド

昼から仕事を終えて、ピックアップにガスガスとセロー、キャンプ用品を積み込んでうっしーとともに熊本県の御所オートランドを目指す。カエルくんの希望で御所に決定。彼は来年の阿蘇オープンに出る予定なので今回走っておくといい練習になるだろう。明日は林職in御所と称してキャンプ&走行会なのだが、天候は悪く久留米を過ぎた辺りから雨が降り出した。やはり彼が参加すると雨が・・・(笑)。

買出し後、19:00に御所に到着。自走で来たM口先生はすでにテントを張って宴会スタンバイ中でした。降りしきる雨の中タープを設営していると熊森さん、MAKKOさん、カエルくん、Rちゃん、いまさんも到着。濡れては困るモノをそこに放り込んで屋根つきの場所に移動した。宴会が始まりMAKKOさん手製のチゲ鍋、私が持参した焼肉で盛り上がり楽しく夜は更けていった。しかし、雨脚はさらに強まり明日はどうなることやら・・・。

 

8月14日

起きるとやはり雨で止む気配はまったく無い。10時くらいまでダラダラ過ごしていたがみんな覚悟を決めて(大げさ?)走り出すことにした。M口先生とはここでお別れ。マディ対策でごみ袋を上半身にかぶった。すると皆考えていることは一緒でコースに燃えないゴミ袋、燃えるごみ袋、業務用袋など色とりどりのごみ袋が走っていました。エンデューロコースはチュルチュル滑って、ちょっとした坂がなかなか大変でした。ちょっとした坂はすぐにワダチが出来て最低地上高の低いRちゃんのTT-R125は苦戦していた。ここではうっしーのセローのチェーンが外れ、クランクケースに噛みこんでしまい復旧に時間がかかった。手伝ってくれた熊森さん、いまさん、ありがとうございました。その後燃えるごみ袋のうっしーは赤土の滑る坂でバイクもろともがけ下に転落、一瞬ヒヤッとしたがやわらかい土壌のおかげで無事でホッとした(^_^;)

ギャラリーの声で表現すると「ムムッ、オッオッオ、オオー。オオッ、アーアー、ワー!」といった感じだった。落ちる瞬間、うっしーはひいばあちゃんの顔が浮かんだそうだ。

スピード、ライン取りよかったのであともう少しだったけどなあ。その坂でカエルくんは何度も何度もアタックしていた。しかし上れず熊森さんから指導が入るが、体力消耗してしまい肩で息をしていた。Rちゃんも上っただけにさぞ悔しかったであろう。

でもこれもいい経験、昔の(今も?!)自分とかぶるなぁ。ガンバレカエルくん

最後は増水した川でバイクを洗車して帰路につきました。

 

8月15日 九州男塾in総本山 灼熱地獄編

福岡に戻り、今日から二日間「九州男塾in総本山」ということで朝9時に集合場所に行くとすでにいつものメンバーが集まっており、中には浜松や広島など遠方からの参加者も見受けられ、総本山も有名になったもんだな、などと思いながら支度を済ませ入山。

その後入山してすぐに後悔する出来事が起こった。それは最近重いバイクで練習しようとXR600を使うことが多く今回も600を持ち込んだ。事前情報では大人数集まるとのことだったので塾長は時間がかかるような難所には行かないであろうとタカをくくっていた。

ところがいきなり「男沢」。モーレツに後悔した()行くしかない。(男沢とはトライアルのロックセクションのような岩が幾重にも重なったまさに沢そのままだ)。やってやろうじゃないか、ええい!と沢の中ほどまではなんとかかんとか進んだが、前回と比べて大雨の影響か岩の段差がひどくて高いところで60~70cmはあり助走はほとんど使えない。エイヤッと飛びつくがフロントが越えたところで亀の子になりストップ、無理な体勢で足は届かず当然こける。あと足が10cm長かったら・・・と思っても始まらないので一度バイクを下ろして再挑戦したがうまくいかず肩で息をする羽目になる。エンジンもヒートしてきて始動困難になりここで塾長に代行運転をしてもらった。塾長はさりげなくエンジンをかけると600とは思えないような扱い方でフロントタイヤをホップさせながらいい位置にもって行きそこからはすばらしい加速でグイグイと岩場を上ってくれた。身体は全然遅れてなくて自分との違いはここだなと思った。このときは塾長の背中から後光が射してみえた。その後ガレ場をなんとかヒーコラ進みE口さんのパンペーラをなぎ倒してクリアーした。このときはマジで逝ってしまったクールダウンで思わず沢の深みに飛び込んだのだった。

写真左 男沢にて。人間がオーバーヒートしました。
写真右 テーパー坂。登っているのは泰ちゃん。

  その後も助走のないテーパー坂、バカ沼はいぼりそうになりながらなんとかクリアー。そして小休止後うどん屋さんまで大通りを往復した。近頃の大通りは大通りと呼べないくらいワダチが深くてワダチの中でキックが降りない600はとっても勉強になった。エンジン止める場所にも注意が必要だ。特に一本橋の上のワダチはたまらんやった。午後3時にうどん屋到着。食事を済ませて私は家でお盆の行事があったので少し早目に駐車場に戻ることにした。課長、すえくん、イト−ちゃんたちと大通りを通り下山。
イトーちゃん
は静岡から来たチームレアルエキップのセローに乗るオンナノコで男も嫌がるようなセクションにも果敢にアタックしていたのが印象的だった。途中沢の水溜りでバイクを洗車した。ついでに深みに飛び込んでウェアの汚れも落とした。山の水の冷たさがとても気持ちいい。今日は人数が多かったから先に登れた時は休憩時間も長くて600でもなんとか体力回復しながら走れたかな。そんな感じで本日は終了。その後ト○アスの居酒屋に場所を移して宴会。高木尊師や城戸さんも加わり普段なかなか話すことのない人たちとお酒を飲みながらエンデューロ談義に花を咲かすのはとても有意義で楽しかった。某ダムに戻ると助Pが持参したエンデューロの漫画を読んで、塾長と助Pはよさりのラリーの感触を忘れないように、とナイトランに出かけていった。私は虫除けスプレーを塗ってクルマで就寝。

  

8月16日

某ダムで目覚めると、みんなけだるそうな顔して準備している。まさに合宿といった感じだ。着替えているとモンさんもやって来た。モンさんが水分足りないのでアクエリアス買いに付き合って、本日はまず登れない系の練習ということでV字谷へ。どんなところかと言うと地形が横から見るとVの字そのまんまの形をしていて、ワダチもあり傾斜はかなりキツイ。各自アタックを繰り返す。塾長、NR王子、パンペーラを駆るツインズ兄やボディクラフトさんたちは登っていってしまった。何度もアタックするが第一関門の緩いステアケース状になった段差でどうしても引っかかり上に行けない。セローで登場のトップ雁さんなんかは私が考えられないような斜面からアプローチ、登っていった。スゲー!!何度かアタックを繰り返していたが木に激突、クラッチホルダーを破損してしまいクラッチレバーがプラ−ン・・・(汗)。

写真左 V谷に600でアタック。この後クラッチホルダーを折る。
写真左 大通りでモンさん。

どこかから下って帰れないかと思ったが下りはかなり極悪と聞いて、一人で戻るには危険と判断してしかたなく戻る。しかしここまでもアップダウンが激しく何度もアタックを繰り返す羽目になる。しかもクラッチレバーから手を離すとレバーが垂れ下がってしまうのでかなり苦戦した。やっとやっとの思いで登り、塾長にレバーホルダーが破損した旨を告げて退散しようとしたら「おーいだれかレバーホルダー持ってない?」とありがたいお言葉。幸いに(?)助PがCREのスペアを持っていてありがた〜く借りて練習は続行することに。やはりタダでは帰してくれません(苦笑)

駐車場に戻りレバーホルダー交換して、水分が無くなったのでコンビニに買いに出かけて戻ったらとっくにみんな出発していたけどボディクラフトさんが待っていてくれました。

2人でD坂から1本橋の上まで来たが本隊に合流しない、どうやら我々ははぐれたらしい。が、山の向こうから作業道らしきところを複数台進んでくる音が聞こえました。実は本隊はD坂の下で「登れない系」の練習して林道経由〜作業道から大通りに来たらしい。途中で無事合流出来ましたが塾長から「モンちゃんがチェーン外れて林道で立ち往生している。」と聞いたので塾長と二人で助けに行きました。しかしモンさんは一人で復旧完了していたので再び三人でうどん屋さんを目指しました。途中モンさんは水分が切れて苦悶の表情を浮かべていたのでお茶をあげました。無事(?)うどん屋でざるそばを食べて大通りを引き返し、本日もなんとか無事終了しました。600で行くのはホントにきついけどいい練習になります。でもだいぶみんなの足を引っ張ったと思うので、これからは逝くメンバーによってバイクをチョイスしたいと思います。参加したみなさんお疲れ様でした。