トライ2エンデューロ2004(最終戦)
場所:大分県遊パーク 天候:曇 路面:マディ マシン:RMX250R ゼッケン:189番
2004年12月5日(日)モン記

トライと名の付くファクトリーのレースは過酷なので、今回のレースはRMXで出場することにした。
レース会場の遊パークは初めて走るコースだ。前日の土曜日にバイクのギアオイル交換とラジエータ水のチェック、チェーンに油を刺すなどして手抜き整備は終了。今日は雨がジャンジャン降っているので明日のレースはドロドロのヌタヌタのヘトヘトになるだろうと不安になる。明日は早朝5時30分出発なので早めに寝ようと思ったがテレビでK1ワールドGPがあっていたのでつい見てしまい寝るのが遅くなってしまった。あまりおもしろくなかった。

翌朝5時30分。げんさん到着。げんさんのトランポにバイクを積み込み、中津経由で耶馬溪の遊パークを目指す。
今回もげんさんのトランポに同乗させてもらう(^^ゞ。途中、香春の立食いうどんに立寄るが朝が早かったみたいで閉まっていた。仕方なくコンビニでおにぎりを購入して朝食を済ませる。順調に走り耶馬溪に到着したが、遊パークへ入る狭い道が分からず行き過ぎてしまう。引き返して狭い道を見つけて登って行くと、四駆コースとも思わせるガタガタ道が出現する。スタックさせないように登って行くとレース会場の遊パークに着いた。雨は降ってなかったが昨日の夜に降ったらしくコースはマディ。試走をしているマーシャルの泰ちゃんが最初のつづらヒルクライムで苦戦していた。タイヤの山がなかったらしいがちょっと不安になる。
リアタイヤの空気圧は低めに設定した。車検・受付を済ませて開会式に出席。この時チームメイトのたいちぇんさんの姿が見当たらない。あとで聞くとパンク修理をしていたらしい。

そしてスタート時間を迎えいよいよレースが始まる。初めて走るコースだけに緊張する。旗が振られてゼッケン順にスタート。
ちょっとした沢を横切って、石ゴロゴロセクションを登りたまごパックセクションに向かう。ここはたまごパックのように路面がボコボコしていて、窪みのところは泥沼状態。そして数台のライダーが窪みの餌食になって止まっていた。止まっているライダーにぶつからないように避けて走る。そしてヌタヌタのつづらヒルクライムにさしかかる。ここでも数台のライダーがつづらヒルクライムを前に悪戦苦闘していた。そして私も挑戦。思ったよりグリップしてグイグイ登って行く。つづらを折り返すと路面がテカテカして滑りやすかったが、勢いがついていたので止まることなく登れた。大した事ないなと一安心して林道に突入。しかし、いつもの癖で前半は力が入ってしまう。体が硬い。思うようにバイクに乗れない。かなり遅い。力が入っているのでスタミナの消耗も激しい(+_+)。1周回ってきたくらいでもう腕があがってきた。これじゃいけないと思い力を抜く。と言うか力が入らないだけだけど・・・。


2周目のつづらヒルクライムを登ったところでげんさんを発見。パスする。小排気量のげんさんはこのつづらヒルクライムに苦戦しているようだった。心の中で「げんさんを抜いた〜」と喜んでいたが、次の林道であっさり抜かれてしまった。
その後なんとか周回を重ねていが、時間が経つに連れてワダチが掘れてくる。スタート地点先の沢を横切るところで、NR王子嫁さんが「左!左!」とリアクションをしていたのだが、酸素の足りてない私の脳はわけが分からず、ワダチライン通りに沢に突入。スルっと通り抜けていたはずが、誰がこんなに掘ったのか、びっくりするほどズッポリとフロントタイヤが沈んでハマった。
バイクを降りて押すとフロントタイヤは脱出するが、今度はリアタイヤがハマる。リアタイヤが丸々水に沈むくらい掘られている。
誰かが故意に掘ったにしか思えないくらい深い。少し倒すと水没しそうだったので、早く脱出しようと思い、エンジンをふかし背中が吊りそうなくらい力いっぱい押して何とか脱出することができた。しかし昨日の雨の影響はすごい。ワダチが掘れてそこから湧き水が出ているところがたくさんある。特にモトクロスコースの先のワダチは徐々に泥沼化していった。そしてその泥沼化したワダチにハマってしまったのだ。アクセルを開けるとどんどん掘れてバイクが沈んで行く様子が目に入る。やばいやばい。その横をげんさんがワダチになっていないラインで通り過ぎていった。後輪を持ち上げようとするが乳酸のたまった手と腕に力が入らず持ち上がらない。私はバイクを倒しワダチから引きずり出そうとする。しかしステップが根っ子に引っ掛かってなかなかでない。しばらくウゴウゴしてしまった。そこのヤチは後半エスケープが設けられていた。泥とたわむれたのでバイクも体も泥まみれになった。グローブ(軍手)に張り付いた泥は縫い目にこびりついて分厚いゴム手袋のようになっている。そのゴム手袋は手指の体温を奪い取ってつらかった。しかも汚れたグローブ(軍手)でゴーグルに付いた泥を払うとなおさら前が見えなくなってしまう。ゴーグルをはずすと危ないので換えのグローブ(軍手)で泥を拭き取る。シートにへばりついた泥は乾くうちに粘土状になり、シートとお尻のグリップ力がアップしてこれは良かった。

そんなこんなで淡々と一人で作業道を走っていると後方から速いバイクが来た。抜かれまいと少しがんばる。すると横に並んできてフロントタイヤを私の足に当ててくる。なかなか強引なライダーだな〜と思っているとたいちぇんさんだった(笑)私を抜いたあとアクセルグイグイ開けて泥を飛ばして走り去って行った。後半つづらヒルクライムはエスケープが設けられていた。残念。ガレガレ林道を走っていると一台のバイクが止まっていた。NR王子さんだった。バイクにまたがったままボーっとしている(笑)どうしたのだろうと思っていたが、次の周回の時も同じ場所にバイクにまたがったままたたずんでいる。よく見るとNR王子さんは目をつぶっている(驚)もしかしてバイクにまたがったまま寝てしまったのではないかと心配する。そして次の周回の時、NR王子さんはエンジンが切れたバイクにまたがりガレガレ林道を引き返していた。エンジントラブルなのだとわかった。レース後半になるとあちこちで深いワダチが目立つようになり避けて走る。そろそろガソリンが無くなるか〜と思ったくらいで給油のためピットイン。竜さんに残り20分であると教えてもらう。かなりきつかったがあと1、2周で終わりだと思い完走に向けてがんばる。そしてヘトヘトな状態で無事にゴール。結果は9周して総合17位WONET「Cクラス」優勝。来年からBクラスに昇格してしまったが、もっと上をめざして速くなるぞ〜。