第1回笛太郎ファームエンデューロ

場所:山口県の笛太郎ファーム 天候:晴れと猛暑 路面:良 マシン:RMX250R ゼッケン:15番

モン記

2004年7月18日(日)
 やっと足首の捻挫から復活した。と言うことで2ヶ月ぶりにバイクに乗るのだが、この笛太郎ファームエンデューロはたっちゃんプロデュースのコース。かなりのゲロコースらしいのでかなり不安だ。灼熱の真夏のレースということで暑さ対策をしっかりするようにと我が林道職人エースのたいちぇんさんから忠告があった。 前日に会場入りして、たいちぇんさんとかえるくんとRさんとでコースの後半部分を下見する。いきなり驚かされたのは、2メートル以上はあるステアケース。まさに壁だ。失敗したらバイク壊れそうだなあ、どうなってクリアーしようかなあと思いながらステアケースの壁を横目にその後のウッズセクションを見て回る。長いウッズセクション。実際に歩いて回るといろいろなところに目が届き隠れラインなどを見つけることができた。
しかしよく出来たコースだなあと感心してしまった。下見する時サンダルを履いていたので歩くのがちょっとつらかったけど・・・。
その後汗を流しにみんなで温泉センターに行く。そして林道職人的バーベキューが始まる。豚肉を中心としたバーベキューだ。
ビタミンB群が豊富らしい。おいしかった〜。そんな時仕事で京都に行っているヤブタくんから「明日のレースでは負けませんよ!」と勝負を挑まれたのである。ヤブタくんは京都でゲロ修行しているらしい。私は久しぶりのレースとはいえ負けられない。快く勝負を受けて立った。返り討ちにしてやる(笑)そして明日のレースためにお酒は飲み過ぎないように気をつけた。たいちぇんさんは飲みすぎているようだ。目がうつろになっていた。

 レース当日の朝、6時くらいに目を覚ましバナナとパンを食する。緊張の面持ちでレースの支度をする。準備体操をし、キャメルバックに水とスポーツドリンクとを入れる。そしていよいよレーススタート。スタートはゼッケン順で10秒おきにスタートする。

写真左:なりれいさん(CR80)とモンさん(RMX250R)。スタート前です。
写真中央:四駆セクションです。モンさんまだ余裕?
写真右:ステアケース。コレを飛び越えたらウッズセクションに入れます。ライダーはモンさん。

私はゼッケン15番だ。コース前半は下見してなかったのでどんなセクションが現れるか不安だった。スタートして短めのウッズを抜ける。そして四駆コースへと出たところで後方スタートのなりれい氏に抜かれた。そして前方を走っていたなりれい氏が四駆コースの泥沼に突入した。なりれい氏はCR80だ。思いのほか泥沼は深かったのででなりれい氏は苦戦しながらクリアーしていった。
それを見た私は突入を少し躊躇してしまい止まっていると、他のライダーは別の簡単ラインからどんどんパスしていく。
「何だ。あんな楽勝ラインがあったとは」と思うが、ラインを変えるのが面倒だったので私も泥沼に突入。
一応クリアーするが一瞬で泥まみれになってしまった。その後恐ろしい「塾長ヒル」は登らずエスケープに進む。
そして簡単な四駆コースを走っていたのだが、何でもないところで転んでしまい、なかなかエンジンもかからずいきなり体力を消耗してしまった。四駆コースを抜けウッズに入り「ドラゴンヒルクライム」に辿り着く。まだ斜面は荒れてなかったので最初は難なく登れた。そして壁のようなステアケースに到着した。最初の1回目はかなり緊張した。すこし勢いをつけすぎてしまい、バイクから振り落とされそうになったが何とかしがみつき登ったところで転倒。そのままバイクを起こしクリアーできた。

ステアケースの様子

写真左:なりれいさん。男やねえ〜〜。80ccでビンビン!
写真中央:人車別体となったのか、斜面をよじ登るなりれいさん。なんとなく昼から哀愁が漂います(笑)
写真右:今まさに斜面を駆け上がろうとするパンペーラのボディクラフトさん。今回2位入賞しました!

林職3車3様

写真左:今や林職のアクションジャンパーやぶ汰くん。微妙に遅れた上体がこの後を想像させます(ーー;)
写真中央:たいちぇん。ハンドルが左に切れこんで失速気味。登れたのか?
写真右:林職若手のホープ、かえるくん。スタンディングでクリアーしているのはOK。あとは思い切りの良さか?

そして長いウッズセクションに進む。順調にウッズを走る。しかし、ウッズの中は暑い。止まって休憩していても汗が噴出してくる暑さだ。しかも乗り慣れないRMXの操作に苦戦し体はヘロヘロだった。XRにしとけばよかったかなあとか思う。先にスタートしていたヤブタくんはまだ視界に見えない。勝負を挑まれているだけにちょっと不安になるが、しばらくウッズを走って大きな岩場を越えたところにヤブタくんの姿を発見。転倒してヘルメットを脱いでたたずんでいた。声をかけるときつそうな表情を浮かべていた(ニヤリ)。ヤブタくんパスしてウッズをヨレヨレしながら走り、コース後半の「つらいキャンバー」にさしかかった。キャンバーをずり落ちたら一人ではリカバリーが困難なキャンバーだ。慎重にキャンバーに進入。しかし思いのほかグリッブし、ずり落ちることなくクリアーした。そしてやっと1周。バイクが泥まみれだったので、ゼッケンを覆っている泥を払いのけて周回チェックを受ける。ピットに入り氷水をかぶる。声が出るくらい冷たくてきもちよかった。そして2周目に入る。これまた何でもない四駆コースで転んでしまった。しかも1周目で転んだ同じ場所だ。またエンジンがかからず残り少ないスタミナを消耗してしまった。その場所は次からは慎重に通過することにした。不安な壁(ステアケース)も2回目以降は転ぶことなくクリアーできた。そして、先ほどヤブタくんが転んでいた同じ場所にきた。1周目はヤブタくんがいたので気付かなかったが少しキャンバーになっていてトを取られて転倒。キャンバーにバイクがずりずり落ちてしまったのだ。おまけにフロントタイヤが切り株にひっかかり引きずり上げることができない状態になってしまった。ヤブタくんもこれで苦しんでいたに違いないと思いながらバイクを傍観。切り株にバイクが引っ掛かって引きずり上げられないので、バイクをひっくり返してキャンバーから脱出させたが、エンジンがなかなか架からずかなりきつかった。そして周回を重ねるごとにどんどんきつくなり、後半には両腕が吊って走れなくなったりもした。もう諦めようかと一瞬思ったりもしたが根性で走り続けた。その後は休憩しながら走りレース後半にもなると「ドラゴンヒルクライム」は荒れて木の根が出てきて登りづらく失敗する場面もあった。
前半は難なくクリアーしていた丸太越えの登りは体が着いていかず引っ掛かってきつかった。ウッズの下りでは体力を搾り取られた。そしてフラフラヨレヨレになりながらチェッカーフラッグを受けた時は最高だった。
今回のレースは今まで出場した中で、一番暑くて辛かった。でも、今まで出場した中で一番楽しいコースだった。
レース結果は6周で18位/35台。少し悔いの残るレースだった。また来年も出るぞ〜。