グリーンバレーエンデューロ 秋の大会

〜げんさんと草原で鬼ごっこの巻き〜

たいちぇん記

11月6日(土)
 美和からわずか1週間。グリーンバレーに出場することにした。
塾長たちはMFJのジャパンEDにでるらしく出場者の少ないであろうグリーンバレーはトロフィー狙いである。
美和に出たRMXは水没の影響で3回オイルを抜き替えたがまだオイルが白いので、8月に購入した03’RM250で出ることにした。以前から2スト250ccのモトクロッサーがほしかったのと、モトクロッサーでエンデューロに出たらどんな感じなのか知りたかったのでRMでの出場を決意。レース前に慌ててハンドガードつけたりゼッケン貼ったりしていた。

そして出発。天気も良さそうだし明日は絶好のレース日和だな〜っと♪と我が高級車ハイエース(爆)を走らせていると私の携帯に一通のメールが来た。写メールだ。女の子からだったら嬉しいのだけど、送り主はあの某黒ゼッケンの男からだった。WRの画像と共に「明日はよろしく」 んん〜?今日はジャパンED見にいってるんじゃ?と送り返し、しばらくすると「泣かす」と返事が返ってきた。ありゃ〜来るんかいモンさんは予定が狂ったと言っていた(笑)

午後7時。日田のポプラでげんさんモンさんと待ち合わせる。ポプラに着くと2人は何処の温泉に入るか思案中であった。
最近2人は家が近いこともあってかレース参戦は一緒に現れる。
ゲンサンの先導で杖立温泉の米屋旅館の温泉に浸かる。せっかくの混浴露天風呂だが誰も居ない(笑)3人で貸切状態だ。
身体をしっかり温めて会場の夢大地へ。
会場にはすでにエントラントが宴会の真っ最中でした。その中にEAさん、丘さん夫婦を発見、横にピットを設営した。
今回ピットはげんさんが持ってきたドームのおかげで吹きさらしの夢大地に快適な空間が出現、3人で焼き肉パーティーだ。
肉は各自で購入するらしかったのだが、私が肉を忘れてしまい丘さんの差し入れなどを頂き、山坊主さんも宴会の輪に入り楽しいひと時を過ごす。日付が変わった頃げんさんモンさんは寝床へ。私はまだ大丈夫だったのでその後トラックにブルーシートを張った若者グループを襲撃、彼らはレンタカーにバイクを積んで参戦したそうでいたいけな若者からお酒とタ○コをせしめてちゃっかり宴会の輪に入れてもらったのだった。時刻が午前2時半となりさすがに明日(ってか今日?)に影響が出そうだったので就寝した。
いやぁ、それにしてもWONET戦じゃないからメッチャリラックス、明日(ってか今日)はレースを楽しもう♪

11月7日(日)
いつもより少ない就寝時間のためか、なかなか起きれない。するとどっかで聞いたことのある爆音をブンブン朝からいわせている!いったい誰だぁ〜?なりれいさんだった。おっさん朝から元気いいのう♪おはよう〜と挨拶したら彼はいつもの笑顔でまた「泣かす!」と一言。よっぽど美和の憂さ晴らしがしたいらしい(笑)
グリーンバレーは100分クラスと200分クラスが分かれており、午前中は100分クラスが走っている。このクラスはえんがちょーさん 山坊主さん 空手家ちゃんが走っているのでツインズ弟と応援していた。いつもレースに出ている立場なので、応援するのはなかなか新鮮だった。応援しながら、100分クラスのライダーとマシンの汚れ具合をチェック。ほとんど汚れていないので今日はホコリも立たないベストコンディションだな。タイヤは硬化したD739からF:トゲ1.0kpaに交換、R:ミシュランAC−10 0.7kpa でセット。マシンの準備中モンさんのXRがエンジン掛からなくなり調べたらプラグが真っ黒だった。
しかも標高が高いせいか、モンさんのME06は高回転でモーモー黒煙を吹いていた。メインが濃いんだろうな・・・。

100分クラスがゴールして、200分クラスは11:40にゼッケン順にスタート。私は#108で4列目位からのスタートでした。
最初の下り坂を下りアクセルをワイドオープン!「は、速えぇ〜〜!!」私のRMX−Rとは全く違う強烈な加速をRM250は見せてくれた。スタート直後平地でちょっとボコボコした場所でカワサキ車を抜こうとしたときに接触、バランスを崩しこけてしまい転倒。しかも溝の中へ。再スタートに手間取り後続のライダーにごぼう抜かれする。とっても恥ずかしい瞬間だ。リカバーして走り出したが全然RMを乗りこなせない!モトクロッサーのサスが硬いせいかやたら跳ねてFタイヤを狙ったラインにトレース出来ない、エンジンは唐突にパワーが出てキャンバーでは何度も転びそうになる。1時間経過したころやっと少しづつ乗り慣れてきたせいかちょっとずつ順位が上がってきたようだ。レース中盤ではツインズ弟 Kトラッカーさん トレコさんと一緒に走る機会もあった。Kトラッカーさんはコーナー立ち上がりでアクセルのあけっぷりがよく何度も泥を浴びたので少し後退してパスする機会を待った。3人を抜いたらげんサンが居た。しばらくバトルするが、1時間経過した辺りで私は燃料補給のためピットイン。すぐさま追いかけた半周くらいで追いつきぬいたがげんさんはしぶとい。非常にキビキビとした走りでしぶとく粘り、ついてこられて私は溝に嵌ったり、逆キャンバーでアクセル開けすぎてスリップダウンしたりと何度も転倒シーンをげんさんに見られた。情けない瞬間だった。げんさんのレポートにも書いてあったが私は後方からのプレッシャーに弱いのかな。2時間経過したころゲンサンがピットインで抜き返す、が私は2時間半で再度ピットイン、必要十分なガソリンを補給、すぐにコースの人になった(ピット作業手伝ってくれた三河屋工藤さん、空手家ちゃんありがと)しばらく走るとげんさん発見。黄色のFOXウェアーに人とは違うビンビンエンジン音でとても分かりやすい。80は助走の少ない登りがやはりしんどそうで失速しかけたところを狙いすましてパスに成功。生きてるなと思う瞬間だ。しかし小排気量使いのげんさんも食い下がる。チェッカータイムに突入、ドタバタ逃げていると後ろから赤鬼さんの姿が見えた。多分彼がトップであろう、このままじゃラップされそう!慌てて最後の体内燃料に着火、ラストスパート、ラップはされたくないペースを上げる。なんとか逃げ切りチェッカーを受けた。しかしゴールしてさらに驚いたのはトップの赤鬼サンの10m後方で惜敗していたなりれいさんが居たことだった。なりれいさんにもラップされるとこだったのか・・・。表彰式ではげんさんがAクラスぶっちぎりの優勝、Bクラスはなりれいさんが優勝、2位にWR250Fを駆るトレコさん、3位にうんこライダーが、Cクラスが総合優勝の赤鬼さん2位にキング、3位に私だった。モンさんはマシントラブルで残念でした。帰り際、我々が撤収作業中、美味そうにタバコを吸う白いつなぎの男が現れた。
またなりれいさんだった。彼は勝ち誇った顔で私を見るなりまたしても「泣かす!」と叫んだ。私も自分的にはそんなに悪くないレース展開だったが、なりれいさんに全く絡めず今回は彼に乾杯いや、完敗でした。次回のトライ2では「泣かす」からな〜。
帰りはげんさん モンさん ツインズ弟 空手家ちゃん 三河屋工藤さんと温泉に浸かり、晩御飯を食べて帰宅しました。
秋晴れの最高に気持ちいい一日でした。