第10回 阿蘇オープンED参戦記

画像提供 「うさぎとかめ」    レポート たいちぇん

年が明けたと思ったらあっという間に04WONETシリーズ開幕戦、阿蘇オープンEDです。今回で3回目の出場、初出場の02年はRMX250Sでパンクしたりして81位、03年はKTM250で本人もびっくりの17位、今年は・・・WONET総合ポイントいっぱい獲得して少しでも上位にランクインしたい。美和で逝ったガスガスも修理完了して、リンク交換で車高も下げたし、さあいくでぇ〜〜と思ったら正月の尊師ラリーで壊してしまい(チェンジペダルのシャフト曲がった)ZIMてふと必死に修理してなんとかAOEに間に合いました。ZIMてふいつもありがとうございますm(__)m

平成16年1月10日
準備を済ませて午前11時に福岡を出発。あちこちで買い物やら用事を済ませながら御所へと向かう。途中太宰府市で初詣の渋滞に逢い高速利用して15時に現地到着。先に着いていたグレイさんと共同テントを張り、私はECのタイヤ交換やらオイル交換やら「しまえた」クラッチカバーを交換していました。買い出しを済ませて晩御飯です。今日の晩ご飯はサバのみりん干しとグレイさんお手製のキムチ鍋、スカイのP助さん、ムッチーさん提供の馬刺しやちゃんこ鍋(美味かった〜)など。おなかも満たされてきたので腹ごなしがてら散歩ついでにあちこちのパドックをうろついてきました。

トライのビデオを貰ったお礼にビールを持って竜さんのいる「アドベンサティアン」へ。ここは別世界!料理の匂いとストーブのおかげでまるで南国です。こちらでは美味しいカレーと鍋を頂きながらひかるケンイチさん撮影の北エンビデオ見ながら談笑。いやぁーお世話になりました。その後、「ぷくぷく団アジト」と書かれた怪しい文字につられていってみるとここもまた宴会の真っ最中。プクーやツインズ兄弟と談笑しながらここではぷくぷく鍋を頂きました。いやーご馳走様でした。おなか一杯になった私はさらにテクテク歩きながらピットに戻ると到着したてのボディクラフトさんやEAさん、かわーちさん、かえる君、Rさん、寅雀クンと「うさかめテント」で飲みました。
レース前夜祭の雰囲気が大好きです。いっぱい笑うとお酒も進むようでボディクラフトさんは焼酎をグビグビ・・・。午前
1時まで飲んで就寝。


1月11日

朝、自分の酒臭さに嫌になりつつ起床。天気はいいようで、去年あった霜柱もなくハイスピードレースが予想される。開会式ではWONET各クラスの表彰式でKTCのブルゾンもらった。ボディクラフトさんはCクラスチャンピオンでレアルエキップからXR100を贈呈されていた。うらやまし・・・。
ちょっぴりスケジュールは押してレースは
920分にスタート。私はゼッケン22番、2列目スタートだ。前列スタート16番の竜さんをロックオンするために最初からガンガン飛ばした。モトクロスコースやエンデューロコースはフルグリップで気持ちよく走れる。今までストレートにとってあったルートをあえてシケイン気味にしていたりスピードを押さえる方向での設定になっていた。
それでもストレートの延々と続くギャップはきつくて気を抜くと前転しそうな勢いだった。
川に入るところでマーシャルのプクーが人差し指を
2本立てて11番目だと教えてくれた。が、川の石は前評判通り苔むしていてめちゃくちゃ滑る。こけまくって後続のライダーに抜かれた。うーんこれでは竜さん追いかけるどころの騒ぎではない・・・。全体的にホコリが立つほどのドライコンディションだしこりゃあガンガンいくっきゃない!と、林道も牧草地帯も後先考えずにペースを上げた。林道では濡れた手が冷たくて右手の薬指の感覚がなくなっていた。2周目3周目と川では相変わらず同じ場所で何度もコケてバイクがバク転しそうになって、恥ずかしいシーンをmitiさんに撮られてしまう。スタートして2時間くらいは川での失敗が多く、後方からなりれいさんやレアルエキップのかわいさんなどにパスされて順位が下がっていくのをヒシヒシと感じた。おまけに途中でキャメルバックの吸う部分が突然外れて命の水、アミノサプリを阿蘇の大地に捧げてしまった。アミノサプリで濡れた股間がつめたい(TOT)まあ幸い、寒いから汗をかかずあまり水分は必要なかったけど。

2時間経過時点でピットイン。今思えば早めのピットインで乗れていない自分の気持ちを切り替えたかったのかも。給油と濡れたグローブ交換だけ済まして早めにコースイン。この辺りから先行していたツインズ弟が見え始め、延々とバトルすることになる。モトクロスコースや牧草地帯は私が抜けるが、エンストしたりこけたりで、ツインズは一貫してペースが落ちないこけないヘマしないからあまり差がつかない。体力もかなりアップしているのだろう。

竜さんに追いつくのはたぶん無理だからツインズ弟に的を絞った。

ツインズは3時間経過時点で一度ピットインしているからもうピットインはないだろうと思い、私はピットインする前に全速全開で彼を引き離しておきピット作業時間を確保する作戦に出た。間合い見計らって4時間経過時点で2度目のピットイン。ECはけっこうガス食っているし、どこかで油圧クラッチの点検窓を破損したらしく、クラッチフルードが漏れ出してクラッチが切れにくくなっていた。しかしレースは後半、泣き言なんて言ってられない!ピットではモンちゃんがチャンバーが外れたーと言ってがんばって修理している横で古いトライアルバイクで出場した寅雀クンは2周回ったところで座り込んでいた(笑)もう何周したとかわからない。ゴーグル交換して急いでピットアウトして走り出すと真後ろにツインズが!笑顔でこちらを見ている。私は苦笑を彼に返すのが精一杯のリアクションだった。苦手な川を無難に走り林道〜牧草地帯を走りぬけ、いつかは渋滞するだろうなーと思っていた緩い登りでは、2本のワダチにはまったライダーでラインが埋まっている。それならば、と左の丘から行こうとするとKTMに乗った女の子がこけていたので起こすのを手伝ってそのラインから行こうとしたら後ろにつけていたツインズがワダチの横の土手を登って抜いていった!あーやられたー!彼の方がラインを見抜くのが早かったのだ。すかさず追いかけたがチェッカー振られて5時間の戦いにピリオド。トライに続き最後の最後で抜かれて悔しかったけどいいレースだったと思う。結果は7周走って13位でした。ドライコンディションでハイスピードな展開で休む所がなく、かなりきつくてかなりポカが多かったけど、最後までペース落とさずに走れたからよかったかな。次回のWONET戦まで時間が有るからもっと体力つけておこうと思った。参加したみなさんおつかれさまでした。