　雪の阿蘇オープンから約２ヶ月。寒い日が続いたが今年はスノボに行くこともなく、ＭＸコースで練習したり、ヤブを走ったり練習の日々が続いた。後にトライEDと長崎サファリが控えていて金銭的に苦しいがすえくんやツインズ兄弟が参戦すると聞いたらうらやましくなりレースに出れるだけ出てみようと思い、エントリーした。

ＲＭＸは先月の男塾からＦフォークにキズを入れてしまったり、あちこち壊れて修理してレースに臨んだ。

＊特にベコンベコンのチャンバーを修理してくれた工場長さん、ホントにありがとうございました！

当日の天気予報はずれにずれて晴れ→曇り→雨または雪と変化したので、マディ対策でＦタイヤを阿蘇で使用したトゲトゲパターンに交換した。今回林職では他に参戦する人もなく一人ぼっちの参戦となった・・・。

下道をひた走り８：００に日田の一品街に到着。竜さんのＨＰで見たＥＤライダーのための食事というものを実践するため、朝ごはんは消化がよくエネルギーになりやすいスパゲッティミートソースを食べアミノサプリを呑む。なんとなくチカラが沸いてきそうだ。

道中、黒川温泉の気温計はマイナス一度を指している。ゴンドー牧場に近づくにつれて雪で道路は真っ白。

会場まであと４００ｍ位の坂道が凍結しており、車が前に進まなくなった。金属チェーンをつけて再出発しようとしたらサイドブレーキを解除していたのをすっかり忘れて、油圧ジャッキを下ろしてしまいクルマは坂を下り始めた！

ツインズ兄弟の横に車をとめて準備をはじめるが、とても寒い！！空からはひっきりなしに雪が降り続き、コースは一面真っ白なのだ。

雪が降ったり止んだりのスッキリしない天気だ。ほかのエントラントも雪の影響なのか遅れていて、レーススケジュールは30分遅らせてスタートした。

一周目はローリングスタートで全車追い抜き禁止なのでマーシャルの後ろについてゆっくり走った。

雪解けで赤土と黒土が入り混じったコースはたしかに良く滑る。ついてこれなくなるのも仕方がないだろう。

先頭を追いかけるが、渋滞ポイントで後ろの集団に追いついたところでワダチをよけながら斜面を走っていたがずるっと滑ってワダチに捕まってしまう。ここでウゴウゴしていたら後ろから来たすえくんに追い抜かれた。すぐさま追いかけたいが、前が詰まっているのでどうしようもできない。なんとかワダチを脱出して周回を重ねる。

しばし一人旅が始まった。雪や泥で隠れたギャップや石に不用意にぶつかって何度も吹っ飛びそうになった。

コース上ではわだちやヌルヌルした路面に捕まりニッチモサッチモいかなくなった選手をよく見かけたが、雨降り後のヌルヌルのモトクロスコースで練習したおかげでとくに引っかからずに周回できた。コーナーで前車をパスするときはアウト側から行くと泥の洗礼をモロに浴びて視界が遮られるので、前車のイン側が空いたときにすかさずインに飛び込んで素早く向きを変えて直線的に立ち上がりでパスするようにした。スピードが乗っていたらアウトから捲くるのもいいとは思うけど!

レース中盤から内装スカスカのヘルメットがバイザーについた泥の重みでずり落ちてきて大変だった（；；）。

何周したのかわからなくなった頃、深いわだちに捕まり動けなくなった。バイクを左右に揺さぶっても押してもダメ・・・(汗)。

しかし、その時救世主が現れた！！マーシャルの助Ｐがやってきて前輪をぴっぱってくれたのだ!おかげで脱出！!

その先もヌルヌルなのでパンク覚悟でとうとうリヤタイヤの空気圧を「バイクにまたがってタイヤがひしゃげるくらい」抜いた。

チューブをゴンドーの大地にささげる気持ちでアクセルを開けるとあら不思議（笑）キャタピラー効果はすさまじくゴリゴリ進む！

後半からは自分のいいペースが出来上がってきて一定のペースで走れたと思う。

結果、エンジョイクラス２位で初の入賞でトロフィーもらえた！嬉しかったです。しかし泥の付着は今までで一番すごかったです!

モトパンやジャージはブラシで泥を落とした後で3回も洗濯しました。次回のトライでは晴れてほしいな～～。