WONETシリーズ第三戦 サバイバルin広島

H15.6.29 広島県甲田町テージャスランチにて

画像提供 レポート タイヤチェンジャーマン

 

いよいよ待ちに待ったWONET第三戦、サバイバルin広島です。

今まで九州圏外までレース参戦しようと思ったことはあまりなく、遠征する人を見てみんな好きやなぁ・・・とか思っていました。が、エンデューロが楽しくなってくるにつれて九州以外のレースにも興味がわいてきて去年一度、ゲロで名高い美和マウンテンEDに行きましたがエンジンがかからず出走前リタイヤという屈辱を味わいました。そこで美和の春バージョンとか呼ばれている通称「広サバ」にエントリーです。

ビデオで一度テージャスランチの映像を見ましたが、アップダウンが多くけっこーきつそうです。さあ、どんなレース展開になるんでしょうか・・・。

 

前日の28日の10:00RMXと最近購入したキャンプ用品をピックアップに積み込んでうっしーと共に福岡を出発。古賀ICから高速に乗り、宮島SAでお好み焼きを食べて広島の高田IC14:30に到着。途中温泉に立ち寄ってテージャス牧場に到着すると16:30でした。現地にはすでになりれいさんmitiさん、M村クン、ひとみさんのうさかめ軍団ボディクラフトさんが着いていました。テント設営後ボディクラフトさん、東さん、なりれいさん、コウノスケと一緒にコースの下見です。汗をカキカキ下見を終えてパドックに帰ってくると晩御飯の準備をうっしーが済ませてくれてました。

そこでボディクラフトさんも一緒に三人で小宴会です。今回は私のひそかな楽しみ、七輪を購入したので晩御飯はバーベキューです。肉はレース前にはカラダによくないと聞いてはいるけど、じっと七輪の火を見ていると心が和みます(笑)実は自分で道具を揃えてバーベキューするのは初めてです。楽しい♪

 

前夜祭にて。怒涛号にて宴会中。

 

肉を食べ終えた頃ぶんさんが香川のバイク仲間と来ていて久しぶりの再会♪

ぶんさんは向こうに行ってさらに体格がよくなっていました()

その後ぶんさんは天を仰いで寝てしまったので、疾風怒濤のバスになりれいさんたちとおじゃますると前回の広サバのビデオを上映中でした。

ビールが進み用意していた缶ビール6本をすべて飲み干してしまったので夜到着の「プクー」ことぷくぷく団の村本クンに缶ビールを分けてもらいました。ありがとう。

 

朝起きるとイマイチ気分が冴えない!どうやら飲みすぎたか?

ビールしか飲んでないが量の問題です。ちなみに私は6本が限度のようです。

9時からライダーミーティングが行われ、見た目コワモテの主催者から怪我のないようにとやさしい説明が行われてレースは10時にスタート。隣のツインズ弟と「セクション系EDだからスタートはゆっくり行こう。」とか話していましたが、旗が振られてテージャスの牧草地を固定ゼッケンを除く約140台が横一列にスタートしてまるでアメリカのナショナルモトクロスのスタートのよう(大げさ?)坂の手前にあるギャップに目の前で何台かがバランスを崩していましたが、私は一番イン側からのスタートでとくに混乱も無く@コーナーとなった坂を右にUターン、牧草地帯をクネクネと走りテージャス山に向かいます。

 

 

途中赤鬼さんが勢い余って溝に落ちていました。痛そうでした・・・。ピット前を通過、木が一本立っている坂をUターンの時に勘違いして一番上まで上ってしまい、後続がイン側に殺到したので、外側から下ろうとしたら倒木と廃棄物に引っかかり前転してしまった。「いかん、いかん。焦ったらまたコケる。これはヤブコギツーリングと思え。」と自分に言い聞かせてペースはイマイチ遅いものの無転倒を心がけて走った。というのもここのコースは初めてでアップダウンが多くて先が見通しにくい場所が多いし、ウッズの中は先日からの雨で水気をたっぷり含んでおりラインどりの見極めをしないと大変苦労しそうだからだ。

 

ウッズはいろいろラインが選択できるようになっているようなので試しにいろんなラインに挑戦してみた。先に難しそうなラインに挑戦しておいて後半コースが荒れてきたときにそれを生かそうと思ったのだ。

しかし、万年沼と呼ばれているセクションでラインどりを誤り、やわらかい湿地帯でいぼりそう(ハマリそう)になった。アクセル全開で突破。早速ラジエターが沸騰。よくみると電動ファンのスイッチがOFFのままだった。赤土の移動区間はキャンバーや登れるが助走区間がヤチだったりとけっこういやらしい設定で変態ライダーが泣いて喜ぶようなコースだ。ワタシも泣いて喜んだ(笑)

一周終えて工事現場、沢セクション、ウッズの上りを通過、ジルラレイの丘などはタダだった。

約30分位のペースで周回する。とっても楽しい♪

2周目くらいだったろうか、宮崎から参戦のEAさんが坂を上がりきった辺りでCR85を横たえて「クラッチが逝った」と残念そうでした。

3〜5周目くらいまでレアルエキップのかわいさんが前後で見え隠れしていたので、ついていけるかな〜と思いながら走っていた。しかし、またまた万年沼でスタックするライダーが多かったので、前の周くらいに目をつけていた木の根越えラインに逝こうとすると、そこも地面が荒れてきており段差がつき始めて前走者がリヤが木の根に引っかかりスッタモンダしている。思わずかわいさんと目が合いお互い苦笑いをする。紳士なかわいさんは私に道を譲ってくださりウリャ、と抜重してクリアー。

こんなとき総本山での木の根ステア越えの練習が役に立った。

 

しかし、5周目くらいからワダチが深くなってきて、赤土のふかふかした場所は修羅場と化した。

今まで使えたラインが使えなくなり、スタックするライダーがあちこちに。しかもスタックしたままその場に立ち尽くしているからどうやって通り抜けるかしばし数秒考えて木が立っている中央から左にラインをとりワダチを横切り、右にターンしながらまたワダチを横切って坂を越えた。

その後その場所はショートカットされた。

 

小川から少し下った先のウッズは右から上がれば無数のワダチとスタックしたライダーが多数。左に下りて迂回するとヌタヌタで大変とのこと(EAさん談)

なので、正面から突破します。しかし今まで使えてたワダチが深くなりスタック。無理やり行こうとしてバク転したりもしました。しかし、その時トップ()のライダーがダイナミックなラインどりを目の前で披露してくれたおかげで、いいイメージが沸き、違うラインから上れた。やはり普段からの経験値が大事だと思った。3時間くらいまでは比較的元気に走っていたがラスト一時間、暑さに少しタレてきたときにぷくぷく団のエース、プクーに抜かれた。牧草地帯の1.5mくらいの段差登りを二度も失敗、右足が攣ってしばらくその場で悶絶、パンクしたこともあってさらにペースは落ち、パンペーラを駆るボディクラフトさんにも抜かれた。が、これで終わりではなかった。赤土の移動区間でガス欠、コックをリザーブに捻ろうとしたらすでにリザーブになっている!!ってことは・・・まだコースの真ん中辺り、徒歩で行くにはピットは遠いしなんとか行けるとこまで行こうと思いバイクをコックのある方に倒して少量のガソリンで走り出した。下り坂はエンジンを止めて・・・。しかし残っていたガソリンはごく僅かだったようで森の小川を渡り、登りに差し掛かったところであえなくエンジンは止まった。

 

あぁぁぁぁぁぁうぅぅぅぅぅーーーーーー、ここでジ・エンドかー。

 

すっかり気分は凹んでしまい、火照った身体を冷やしに横の小川で頭から川の水をかぶりラッコラッコして水浴びをしていた。

そんなワタシのそばをいろんなライダーがを通り過ぎて行く。笑っている者、心配そうにみている者、声をかけてくれる者、人それぞれだ。

通り過ぎるライダーを見ながら「俺は広島にナニしにきたんだったっけ?」「ツーリングに来たったい!」と一人ボケ一人突っ込みを入れているとそこに救世主は現れた!CR250を駆る#12の竜さんだ。ゴールしたらピットに行って燃料を持ってきてください、とすがるようにお願いしていたらZIMてふと共に助けに来てくれてZIMてふがKTMからガソリンを分けてくれた。

ガソリン補給し終えると二人が「今やったらまだ間に合うけ、はよ行き!と叱咤激励してくれた。

現金なもので燃料が入ると急に元気が沸いてきて、その心意気に応えるべく省エネ走法でチェッカータイム終了3分前に無事ゴールできた!

ZIMてふさん、竜さんホントに助かりました。助けてくれる仲間がいるってホントいいなあと思いました。

 

レースを振り返ってみると前半はまあまあのペース、ラスト一時間でのペースダウンとトラブルが響いた。次回からは燃料補給を忘れないようにもっとよく考えて走ろう。で、結果は8周で152台中23位でした。ガス欠した割にはあんまり順位が落ちてなくてすこーしだけ嬉しかった。他の気になるライダーは竜さんが9周で12位でポイントゲット、プクーが9周で16位、ボディクラフトさんが8周で19位、なりれいさんが8周で21位でした。

みなさん暑い中お疲れ様でした。