9th, Aso Open Enduro 2003
〜2003年WONETシリーズ第一戦。凍傷になるED〜タイヤチェンジャ〜マン記
 
 
1月12日(日) 晴れ
年が明けて、走り初めが終わりあっという間に阿蘇オープンの日が近づいていた。
電気系統のトラブルがあったりしたがなんとかレースに間に合いました。
今回は公道EDなのでKTM250で参戦することにした。前日の11日のお昼に福岡を出て午後7時に御所に到着。
矢部町に入ったころから、白いものがよく視界に入るようになった。雪だった。福岡ではすでに溶けてしまっているが、ここは標高700mの高地、地面もところどころ凍結していてクルマの運転がおっかなかった。
会場に到着してクルマを何処に泊めようか場所を探していたら「うさかめ」のなりれいさん、mitiさん発見、草地の上だったので足が汚れにくいと判断。横にちゃっかり泊めることにした。おまけに快適な屋根の下に入れさせてもらい感謝!明日のコース状況を考えてフロントタイヤをとげとげパターンに交換後、夕食にありつく。巻き寿司とどんべえソバを食す。しかし、寒い!缶ビールを3本飲んだら寒さに拍車がかかってしまい、焼酎のお湯割りに切り替えたがイマイチ温まらなかった。
もう外は氷点下まで気温が下がっているのだろう、吐く息もメチャ白かった。
食事後、なりれいさん、mitiさんとあちこちのテントに顔出して挨拶。
KTM鹿児島さんのテントに入れさせてもらったが四方を囲っているだけではなく、地面までビニールをひいてあるのでとっても快適だった。大楽さんもすごくいい人で楽しいひと時を過ごせました。
 
夜が明けて、あまりの寒さに身を捩じらせて起床。チャッチャと準備してレースは9:15スタート。
MXコース、林道、川、牧草地帯を組み合わせた1周20〜25kmのコースを5時間走ります。果たして何周できるでしょうか・・・。私のゼッケンは#44で四列目のスタートだった。横にはRiders’High@たに課長、なりれいさんの友達のM村さん、ガルルでおなじみの石井正美選手もいた。
 
スタートしてしばらくモトクロスコースを走り川の中へ。硬めに振ったフロントサスが突っ張りポンポン跳ねてとても乗りにくい。モトクロスコースはバツグンなのだが川では裏目に出たようだ。川では去年ほどではないものの、渋滞している。先にスタートしたはずのぴくぴく団のすえくんが川で佇んでいたので声を掛けたら、なんとなんとラジエターキャップが緩んで紛失してしまったらしい。
ご愁傷様です(ToT)先を急ぐが前を走るライダーに冷たい水の洗礼を受けた!上半身びしょぬれ。くぉのやろー、泥かけてやる!と思ったが川を出た頃にはそんなこと考える間もなく、凍結した舗装路で転倒(ToT)。
 
林道区間では水掛けられた体が冷えて寒かった!しかしその林道区間は若干コース変更されており高さ約10Mの壁があったりしてなかなか楽しかった。林道区間は7割がたアイスバーンでペースが上がらない。あせらず一定のペースで走るように心がけた。牧草地〜コ−ス内を走り一周する。
 
二周目の川に入る前にフロントフォークの圧側を5クリック弱くしたらずいぶん乗りやすくなったような気がした^^。ここで、ツインズ弟と熊森さんにあっさりと抜かれた。
#12のツインズ弟が後ろから#44の私を抜いていった・・・=もうラップされた→俺遅い(;_;)という図式が私の頭の中で一杯になっていた(後で私の勘違いと判明)あきらめずに追いかけていたらまたまた凍結した舗装路で転倒。フロントフォークがよじれて足で蹴って修正。
 
4周目、霜柱が溶けてMXコースはチュルチュルのマディに変身、緩い右カーブの登りが滑りやすくて数名のライダーが斜面で奮闘中だった。塾長直伝の「馬鹿みたいに開けい。」を思い出し、アクセル全開で駆け抜けた。川では最初に比べるとみんなが走って川底の石が動いて走りやすくなっていたが、また転倒。今度はお尻まで濡れてしまった(T^T)。
川にはカメラマンさんがけっこういて、いい被写体になったことでしよう。
林道入り口でツインズ弟に追いつく。停車していたのでワタシも停車して10秒ほどキャメルバックの水を飲みながら「調子はどげん?」とか言いながら談笑する。
その後先頭グループにラップされる。トップは助P、速い!そのすぐ後ろに塾長、すこし離れて石井選手、内山選手がすごい勢いで林道をかっとばして抜いていった。
 
5周目、荒れてきたMXコース内で深いワダチにはまりスッタモンダしていたら、ツインズ弟が左手の草むらからまた抜いていくのが見えた。コースの横に新ルートをアクセル全開で無理矢理切り開き(^^;)脱出。
川の入り口で追いつくが、また転倒、引き離されたToT。どうも川は得意不得意が出やすくてパッシングポイントだな。
林道区間を必死に追いかける。雪が解け始めて最初の頃よりは走りやすくなってきた。ストレートでは90km/hくらい出ていた。ゴーグル外した目からは寒さのあまりに涙目に・・・。
小川セクションでツインズ弟に追いつき抜いた。彼はなぜだか突然ストップしていた。
 
ラスト6周目、ピットインしてガソリン補給。
知らない人がピット作業を手伝ってくれた。今回一人で行っていたのでとても助かりました。ありがとうございます!
今度は抜かれませんようにと、川ではなるべくコケないように必死に走った。チェッカータイム終了数分前にゴール。
6周完走109台中17位で初の入賞でした!褒美にコメもらった(^−^)。
優勝は助P、5時間塾長から逃げ切っての初優勝だった。すごい!!
2位に塾長、3位に石井正美選手、4位に内山祐太郎選手という全国区の選手が入っていた。
 
終わってみると去年初めて出たときと似たようなコンディションでしたが、雪の影響でアイスバーンだったこと、川の走りがあまりうまくいかなかったこと、などありました。でも去年の80位から17位にアップ出来たのが一番嬉しかった。
まぐれだったと言われないように今年も怪我なく一年頑張りたいです。