北九州エンデューロ選手権第3戦

         天候 晴れ、路面 マディ 2002年12月15日                  モンさん記

 朝、レース会場(ゴンドーシャロレー牧場)に着いた。辺りを見渡す。タイチェンさんたちはまだ来ていなかった。
天気は晴れていたが、駐車場の路面はぬかるんでいた。脇には雪が残っていた。寒いな〜と思いながら準備にとりかかる。
そうこうしているとカエルクンたちがやってきた。 そしてタイチェンさんもやって来た。
 
 コースコンディションは今朝の霜で路面がぬれていて、雪も残っているらしい。面白いレースになるでしょうとのこと。
空気圧はやや低めに調整した。
 レーススタート直前。最前列の端の方にバイクを停める。緊張の一瞬だ。
ギャラリーが写真やビデオを撮っていたが、リアクションをとる余裕はなかった。スタート先のコースは狭くなっている。
あそこで混雑になるだろうと思い、スタートは肝心だなと思った。
 
 スタート!みんな早い!集団の中盤くらいで狭いコースに侵入する。ハンドルとハンドルがぶつかり合う。
コースは思った以上にぬかるんでいる。こけないようにバイクを操作する。すると前方で1台のバイクが転倒。
  うわっ!  びびる。前を走っていたバイクはこけたバイクを踏んでいった。私は運良くこけたバイクをかわすことができた。
後続車は事故に巻き込まれていたようだった。コースがぬかるんでいるのであまりスピードは出せないな〜と走っていたが、早い人は早い!
ガンガンパスされていった。なんとか2週目に突入する。するとガレ場を登った先の登り坂で渋滞が起きていた。
傾斜はきつくないのだが路面がニュルニュルしている。一度止まったバイクはなかなか登らない。バイクを押して登る。
前方を行く2ストバイクの泥と排気ガスとがつらい。もう息があがってきた。
なんとかニュルニュルした坂を登りきった。そしてリアタイヤの空気を抜いた。
3週目にはその渋滞ポイントの斜面の左側に一本のワダチが出来上がり渋滞していた。
右側はワダチに向かってバンクしている。バンクに進入するとワダチの方に滑りこけそうだと思い私は渋滞に並んでワダチを
進む。すると、YZ400Fに乗った選手がニュルニュル滑りそうなバンクに侵入し登って行く。

おっ!すごい!と見ているとリアが滑り転倒。谷側にバイクが倒れた。
しかしニュルニュル滑る斜面でヒョイとバイクをおこして走り去って行った。私は目が点になっていた。

周回を重ねて走っていると1台の黄色いバイクにパスされた。おっ!?タイチェンさんだ!と思い、少しくらい付いて行こうと思いスピードアップしたが、あっという間にいなくなっていた。

 最終周、渋滞ポイントにさしかかった。渋滞が増えている。よし!最後に右側のバンクに挑戦しようと決断。
バンクに進入する。思いのほか良く滑る。リアが滑り谷側にバイクが倒れた。やっぱり(^ ^v。
バイクを起こそうとするが立ってもいられないほど路面はニュルニュルになっている。手をつくと黒い液体に覆われている。
転倒したバイクから洩れたオイルやガソリンで覆われていたのだ。
ゴソゴソとバイクの向きを変えていると後ろからバンクに進入してくるバイクがあらわれた。
私のバイクがコースを塞いでいるのでぶつかると思った。しかし、そのバイクはバンクのそのまた上のバンクを猛スピードで通過していった。YZ400Fだった。
しばらく呆気にとたれていたが、なんとかバイクを起こして無事ゴールできた。
レース結果は11位(エンジョイクラス29台中)で11周だった。 タイチェンさんは6位で13周。 カエルクンは17位で8周でした。
トップはYZ400Fの選手で16周していた。
帰りに筋湯温泉に露天風呂につかり、ラーメン食べて帰りました。